- 「既卒の就活は成功するのか」
- 「既卒のイメージってどのくらい悪いのかな」
- 「既卒だとブラック企業しか就職できないのか」
「やむを得ない事情で既卒になってしまった」
今あなたは様々な「不安な感情」を持たれているでしょう。
残念ながら、既卒の就活は、新卒や第二新卒、中途に比べると内定を獲得することが難しくなることは事実。
しかし、難しくなっただけで、まったくもって内定を獲得できない訳ではありません。
「どーせ受からないからフリーターでいい」と一瞬たりとも思ったあなた。
20代の今がチャンスです。20代は若い。このチャンスを逃すと更に就活状況は厳しくなります。
挙句の果てには、うだつのあがらないおじさん、おばさんになって文句をタラタラ言いつづける人生を歩んでしまうことになるかもしれません。
本当にあなたは、このまま何も行動せzに、うだつのあがらない人生のままで良いのでしょうか?
誰しも、この状況から脱したいと思うはず。
この記事では、既卒の就活を頑張ろうと思っている方に向けて「既卒での挽回する具体的な方法」をお伝えしていきます。
ホワイト企業へ就職するために必要な知識もあなたの可能性を高めるためにも記しておきました。
「既卒の就活を成功させたい!」と思う方はぜひ読み進めてください。
企業からの既卒の見られ方や既卒の不利な状況を打破するためのファーストステップが理解でき、安心して就職活動に望めることができるでしょう!
1.既卒になると人生終了?!既卒の就活の実態!

既卒は新卒に比べ、就職活動が一段と難しくなると言わていることは皆さんもご存じのこと。
しかし、厚生労働省の発表からすると、既卒の学生の受け入れ可能企業の割合は、70%と高いです。
また、応募可能な卒業後の経過期間に関しても『2年越え、または経過期間に上限はない』が75%も。
とはいえ、「給料が安いのではないか?」「有名企業はもう入れない?」と思う方も多いはず。
もちろん、新卒に比べると狙える企業の数は少ないため、有名企業は難しいです。
しかし、途中で諦めず、就職活動にきちんと向き合えば、求めているような企業に就職することは可能。
「既卒期間が長いと就活が更に厳しくなる」と不安になっていた方も多いと思いますが、”人生終了”と嘆くのはまだ早そうです。
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/content/11801000/000634510.pdf
1-1.就活浪人か就活留年どちらが不利か、それとも?
就活浪人とは学校を卒業し、既卒となり就活を続けること。
就活留年とは卒業せずにあえて留年し、学生として就活を続けること。
結論から伝えると、新卒や第二新卒、中途と比べるとどちらも不利になります。
ただ、どちらかを選ぶのであれば就活浪人。
理由としては、ライバルと同じ土俵で戦える求人数が少なくなるから。
前提として、既卒は就活をする際、「新卒枠」「既卒枠」の2つで就職活動をします。
新卒枠でする場合、求人数は多いもののライバルが新卒になり、不利になることが多いです。
既卒枠でする場合は、ライバルは同じ既卒のものの、求人数は少なくなります。
現在、既卒を積極的に受け入れる企業数は年々増加はしているものの、新卒に比べると少ないです。
とはいえ、あくまでも可能性が少し減ったぐらいのニュアンスですので、就活浪人だからこの先終わったということはないので安心してください。
新しい選択肢として、もしあなたが学生であるのであれば一番のベスト方法としては、「休学をすること」
休学は、就活留年より費用も安く抑えることができますし、企業からの見られ方もさほど悪くありません。
国公立であれば、無料で休学出来ます。また休学は、企業側の見られ方としても、「優秀な学生がしている事」のように認識されていることが多く、プラスに捉えてもらえることも多いです。
学生であれば、「休学」を選択することをおすすめ。
1-2.新卒に比べ既卒の難易度が上がる理由
ズバリ、「新卒枠」で就職活動をしているから。
新卒枠で就活をしてしまうと、フレッシュな希望に満ち溢れた学生と競争することになります。
企業からの見られ方の面で、新卒の方が有利に働き、既卒は不利に。
既卒に対するマイナスなイメージからは逃げきれないのが事実です。
だから、新卒枠ではなく「既卒枠」で募集している企業を集中して応募をすることをオススメ。
既卒枠であると、同じ土俵の人と戦えるため内定獲得の確率はあがるでしょう!
1-3.大手企業ばかりを狙う既卒は注意!
就職活動の際「大手企業ばかり受けていた」なんてことはないでしょうか。
はっきり申し上げると、既卒で大手企業を目指すことは難しいです。
「既卒でも大手企業を狙うことは可能!」などと謳った記事をご覧になって、希望も感じた方もいらっしゃると思います。
しかし、既卒で大手企業に内定をもらえる人の特徴をきちんと理解できていますでしょうか。
既卒で大手企業に就職できる人は、特徴として2つあります。
- 高学歴な人
- やむを得ない理由で就職活動をしてなかった人
つまり、華やかな学歴と学生時代に実績がある人ということです。
ではなぜ、この2つの特徴の人でないと既卒は大手企業に内定をもらい辛いのか?
理由としては、大手企業は中小企業と比べると応募者が集まりやすいから。
また、集まってくる人も優秀な人が多く、競争率が上がるのも理由のひとつです。
企業は内定を出す際、応募した求職者を相対的に評価します。
応募数が多い大手は競争率が高くなる且つ、競争相手のレベルも高く必然的に倍率が上がります。
そのため、書類の段階でライバルより、一歩二歩突き出ている人でないと目にもとめてもらいずらいです。
新卒でもかなり高い倍率のため、既卒の場合、更に厳選な審査が行われるため難しいということです。
記事表面的だけ読んでうのみにして、夢を見続けるのはあまりに時間の無駄になってしまいます。
他にも優良な企業は沢山あります。
また、企業に入るのがゴールではありませんから、あなたに合った企業を見つけて幸せに働くことを前提に探しましょう。
ぜひ、視野を広げてみてください。
2.既卒の就活における見られ方とは?新卒との明確な違い

既卒と新卒では、企業からの見られ方が変わります。
一番の大きな違いは、
既卒は、マイナスの先入観をもたれるということ
新卒は、プラスの期待を持たれていること
既卒の場合、企業からすると、就職率が高いご時世に「なぜ既卒の道を選んだのか」が気になるところ。
良く持たれるマイナスの印象として、「既卒になった理由は、この人に何か問題があるのかな?」があります。
つまり面接前から、一定の不信感を持たれているということ。
既卒は「面接官の不信感をクリアにすること」からはじめていかなければならないでしょう。
3.既卒で就活が成功する人の特徴3選

既卒での就職率は、マイナビからの情報によると「44%」
おおよそ、半分近くの人が就職活動を成功させています。
新卒に比べると、難易度が高い就職活動ではありますが、半分近くの人が内定をもらえていると考えると可能性は感じますね。
皆さんは、もちろん就職活動を成功させたいはず。
成功する人には、共通する特徴があります。何なのか?
リンク先:2019年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査 | 新卒採用の支援情報ならマイナビ 新卒採用サポネット
(1)行動量が多い
既卒での就職活動では、新卒に比べ行動量を落としてしまう人が多いです。
昼間にアルバイトをしたり、そもそも求人している企業が少ないという理由があると思います。
しかし、行動量を減らしてはもったいないです!行動しない限りチャンスが減るから。
実際、内定者はエントリーを55社、エントリーシート提出が20社に対して、無い内定で卒業してしまった既卒は、エントリー数は24社、エントリーシート提出は11社。
半分の差があります。
行動をすることで、面接にも徐々に慣れ、質問内容のパターンもつかめてきます。
パターンがわかると面接でもスムーズに受け答えをすることができ、自信もでてくるはず。ぜひ、行動しましょう。
(2)視野が広い
業界を狭めたり、大手企業ばかりみている方は注意。
もう少し、視野を広げ、新卒では見てこなかった業界なども見てみましょう。
高望みをしたい気持ちも理解できます。しかし、既卒という立場上、新卒より就活が難しくなっていることも確か。
幅広く多くの企業をみて、チャンスを広げましょう。
(3)既卒向けの就職エージェントを複数活用して多数受ける
自分ひとりで、なんとかしようと思っている方は多いのでは?
既卒での就活では、周りの友人は正社員として働いているため、ひとりで就職活動をすることになります。
一人での就職活動では、行き詰ったときに相談できる人が近くにいないため、しんどくなることは見えてます。
だからこそ、就活を成功させる人は既卒向けの就職エージェントを利用し、悩む前に相談する人が多いです。
ここでポイントなのは、複数活用をするところ。一人のエージェントの意見だけでなく、複数の意見を聞くことで、偏りをなくしていくことができます。
ぜひ、一人でするのではなく、エージェントを活用し就活を前進させましょう。
4.既卒が就活でアピールできる2つのこと

ただでさえ、既卒はマイナスのイメージを持たれるため、アピールできるならしたいところ。
「アピールするところなんてあるのか?」と思ったあなた。
少しの工夫で印象UPする方法は沢山あります。
印象UPするためのポイントを抑え、内定に少し近づけるように頑張ってみましょう。
(1)募集の仕方を、採用サイトからではなくHPから直接応募する
HPから直接メールや電話の応募がくることで、企業から「意欲がある」という印象を持ってもらいやすくなります。
また企業は、応募者自らが時間をかけて自社を見つけ出してくれ、且つ応募もしてくれたことに嬉しさも感じます。
直接応募は、他のライバルもあまりしていないため、一歩抜けてアピールをすることができ、また主体性があると感じてくれます。
誰でもできることなので、印象はUPのためぜひ実践してみてください。
(2)「働くに対する意欲」を“強く”伝えること
既卒は、印象として就業意欲が低いと思われています。
そのイメージを簡単に払拭する方法として、「働くに対する意欲」を“強く”伝えることは効果的です。
その際、言葉だけでなく、実際正社員として働くために何か実践していることを伝えるとより良いです。
その方が、説得性も増し、企業からの印象もUP間違いないです。
5.既卒の面接での質問あるあるBEST3

- なぜ既卒ですか?
- 就職活動をしようと思ったきっかけは?
- 卒業から今まで何をしていましたか?
(1)なぜ既卒ですか?
既卒を選択した理由は、人それぞれだと思います。
「専門学校いこうと思ったが、母の病気などが理由でいけなくなった。」
「家族の体調が悪くなった」
「国家試験、公務員などを受けるつもりが落ちてしまった」
「自分自身が病気だった」
「内定をもっていたが、ミスマッチを感じ辞退をした」
「留学に行っていた」
「夢を追うためフリーターを選択した」
などなど。
どんな理由でさえ、嘘をつかず、既卒になった理由を面接官に伝える必要があります。
企業は、既卒というだけで、「新卒の時に上手くいかなかった何か問題がある人なのか」と先入観をもってしまいがち。
そのため、面接が始まるまでの時点では、面接官はあなたに対してマイナスのイメージや不安を持っている事が多いです。
だから、あなたは、持たれた先入観を払拭するための行動をまず求められます。
質問をされた際、既卒を選択した理由を面接官が納得いく形で伝えることを意識しましょう。
しっかりと考えた上で、既卒という選択をしたということを伝えることができれば問題ないです。
面接官の不安も少しは払拭できるでしょう。
(2)就職活動をしようと思ったきっかけは?
卒業時に既卒の道を選択をした人が正社員として就職する道を選ぶことになったきっかけは様々。
企業は、就職活動を始めたきっかけがどのようにして形成されたかを知りたいと思っています。
そのため、面接では、ただきっかけを伝えるだけでなく、「きっかけからどのように考え、就職活動というアクションに至ったのか」ということを具体的に伝えることが求められます。
例えば、あなたが就職活動を始めたきっかけが、就職した友人との会話から生まれたとします。
面接官に「就職活動をしようと思ったきっかけは?」と聞かれます。
その時「就職した友人との会話がきっかけです」とだけ答えるのではなく、
「就職した友人との会話がきっかけです。友人との会話を通して、キャリアについてもっと考えなければならないと刺激を受けました。刺激を受けてからはファーストキャリアでは営業がしたいため、学びとして本を読んだりしています。」
のように答えることがベストということ。
理由としては、企業はきっかけの内容で意思決定の重みを判断したいと考えているから。前提として、企業は既卒に対してマイナスのイメージを持っていることが多いです。
そのため、動機内容が「なんとなく」や「そろそろだと思って」などのように、ふわふわした内容であると、すぐ辞めてしまうのではないかと不安を感じてしまいます。
企業側は採用するために、多額のお金を投資しているため、採用したからには辞めてほしくないと考えています。
企業を安心させるためにも、強い意志で就職活動をしているという熱意をきちんと伝えるとよいでしょう。
(3)卒業から今まで何をしていましたか?
卒業から現在までの空白期間をどのように過ごしていたかは、企業側は気になるところ。
理由としては、「何を考えて生きてきたのか」を知りたいから。
そのため、卒業から面接までの期間で何をして、どのようなことを考えながら生きていたかを具体的に話すと印象は良いでしょう。
面接官は、卒業から面接までの期間での「物事に対しての取り組み方」を知りたいと考えるから。
また何を考えているかを知りたい理由としては、あなたの考えをきくことであなたの価値観も知れるから。
一度、考えを整理して具体的に伝えるための準備をしてみましょう。
- なぜ既卒ですか?
- 就職活動をしようと思ったきっかけは?
- 卒業から今まで何をしていましたか?
がきちんと答えることができたら、第一関門クリアです。
逆に答えれることができないと、企業からあなたへの信頼感や興味はなくなるのため注意。
きちんと準備をしていきましょう。
6.【体験談】既卒1年目が語る!既卒の道の拓き方

新卒の時は、諸事情で就職活動が全くできなく既卒1年目で就活をしました。
私が道を切り拓いたきっかけになったことは、「将来の道を決めたこと」
私は、家族関係などの背景から、専門性をつけて一生食いぱっぐれないようにしたいと考え、「エンジニア」という職種として頑張ろうと決めました。
しかし、既卒の就活の現状として
「既卒の就活は難しいこと」
「未経験でスキルがない人は目にもとめてもらいづらいこと」
「スクールに通うことはお金がかかる」
「スクールに通っても、基礎的な知識しか手に入らない」
など、ネットの記事から不安を感じるところはいっぱい。
どうしようかと悩むこともありましたが、とりあえず動こうと思い「既卒専門のエージェント」に相談しにいき、自己分析と業界の分析からはじめました。
それをもとに履歴書と職務経歴書を用意して、面接対策を。ここまでで、約1ヶ月ぐらいです。
その後、面接と同時にYouTubeやUdemyなどを利用してプログラミングに関する知識を習得してポートフォリオまで完成させました。
同時にした理由は2つあります。
・面接に慣れたかったから
ネットをみても「とにかく行動数を増やせ」のようなことを書かれている記事は多かったため、IT業界の面接に練習も込めて受けに行っていました。
・「実際に行動している」ことで熱意を伝えたかったから
プログラミングは、適正があるないで就職した後の定着率に影響すると知っていました。
プログラミングは、覚えることも多く、細かい業務も多いため適正がある人は、継続することができるが、適正がない人は、一瞬でやめてしまうということも。
だからこそ、信頼性をあげるために実際に行動をして、適正があることをアピールしていました。
実際行動に移していないと、「適正があります」と伝えても、口だけになります。だから、行動で適正があることを示す努力を。
最終的に、50社受けて1社から内定をもらうことができました。今振り返れば、就活を成功させるために既卒の就職活動では、2つのことを意識していました。
(1)企業に信頼を得てもらうにはどうすればいいかを考えながら動くこと
理由は、既卒は、マイナスの印象からはいるから。そのため、ネットやエージェントから情報収集を沢山していました。
エージェントの方はすごく親切な方で、既卒の見られ方や、面接での発言で気を付けるべきことなどを丁寧にアドバイスしてくださっていました。
今思えば、かなり恵まれていました。
(2)支え合う既卒就活仲間をつくること
落ちたことが続いたときは、自分の存在価値がないと言われているようで、落ち込むときも沢山ありました。
ただ、乗り越えることができたのは励ましてくれたエージェントや既卒就活仲間のおかげです。
仲間がいることで途中であきらめることをせずに頑張りきれました。
とにかく行動をして、自分が今できることを考えて頑張っているといずれ道は拓かれます。
しんどくなったら立ち止まっても大丈夫です。また歩き出したら。応援しています!
まとめ.既卒であっても若ければ就活に可能性はある
企業が新卒を好む理由は、新しい新鮮な意見や若いエネルギーがほしいから。
つまり、企業は「若さ」にすごく価値を感じています。
既卒であっても、まだ若いです。年齢を武器にしてチャンスをつかむことは大いに可能です!
既卒だからって諦めないで、まずは自分の過去の経験や感情を振り返ってみてください。自分と向き合うことで頭が整理され、将来したいこともみえてくるはず。
焦らず、一歩ずつ着実に。就活を成功させて、理想の未来を得ましょう。