- 努力できない
- 努力が続かず諦めてしまう
- 自分がダメ人間過ぎてしんどい
この記事を開いたあなたは、なかなか努力ができずに悩んでいるはずです。
周囲から努力するよう言われるものの、内心一番努力したいのはあなたのはず。
この記事では努力できないと感じている人に向けて、考えられる15コの原因と19コの解決策について解説します。
この記事を読むことであなたが努力できない原因や具体的な解決策が理解できます。
- 努力できない原因は15コのうちのどれか
- 原因を解決するためには19個もの解決策がある
- 次に移す行動を明確にすることで大きく前進できる
1. 努力できない15コの原因!努力できない=ダメ人間ではない!
努力ができない、努力できるようになりたい。
そうは思っても努力できな原因がわからなければ、解決のしようがありません。
また努力ができないというのは、発達障害や身体的な病気が原因の場合もあります。
そのためここでは、努力できない場合に考えられる15コの原因と、原因に適した解決策を3つずつ解説します。
原因1. 理想が高すぎるから
努力ができない、という人に多いのが理想の高い人。
あまりにも理想が高すぎると、たとえ努力をしてもなかなか報われません。
また結果が出るまでに時間がかかるため、達成感を味わいにくくなってしまいます。
その結果努力が無駄なものだと考えて、努力をしなくなってしまうのです。
原因2. 完璧主義すぎるから
完璧主義は完成度の高いものを作り上げられるため良い特性ではありますが、完璧でないといけないという強迫観念になる場合もあるのです。
完璧でないといけないという強迫観念により、結果が出るまでに時間がかかり、取り組んでいることを放棄してしまうのです。
原因3. 誘惑に流されるから
誘惑が多かったり、その誘惑に流されてしまうと、努力したいと思っていても体が反応しません。
例えば友人からの誘いや娯楽、ネットなどの誘惑は非常に強い誘惑です。
そのため努力したいと思っていても、気づかぬうちに誘惑に流されている可能性があります。
原因4. 努力どころではないから
ときに、あなたが努力どうこう言っていられる状態出ない可能性が考えられます。
例えば重篤な病気や疾患など、心身にダメージを抱えている場合です。
努力するためには取り組めるだけの前提条件が満たされていないといけません。
しかし心身へのダメージがあまりに大きいと、努力するための体力がなくなってしまいます。
そのためあなたが努力できないのなら、それは体や心に重大なダメージを負っているからかもしれません。
今すぐ病院へ行ってください。
原因5. 目標がそもそもないから
そもそも努力とは「なにかゴールに向かって取り組むこと」です。
したがって目標や終わりを考えていないのなら、努力をすることは不可能です。
そのため目標が設定されていないがために、本来できるはずの努力ができなくなっているのかもしれません。
原因6. すぐに飽きてしまうから
飽き性の人は一つのことを続けたり、一つのことに興味を持ち続けることも苦手。
したがって何かを始めても新しいことを思いついたり、別のものに目移りしてしまうのです。
もしも努力できないのなら、それは飽き性であることが原因かもしれません。
原因7. 発達障害を持っているから
発達障害を持っている場合は、一つのことに集中し続けたり、取り組んだりするのが困難になることがあります。
したがってあなたが努力できないのはダメ人間だから、などではなく、発達障害という脳の障害が原因かもしれません。
心療内科などを受診してください
原因8. 難しいことを避けたいから
なにか新しいことや苦手なこと、難しいことをする時に、認知負荷と呼ばれるものが生じます。
認知負荷とは脳が持つワーキングメモリへの一時的な負荷を指します。
この認知負荷が大きいために、あなたは行動を避けようとしているのかもしれません。
原因9. 努力する必要性がないから
努力するということは何かを達成するために必要なことです。
しかしあなたに達成欲がなかったり、楽をして生きていきたいと考えているのであれば、努力する必要はなくなります。
原因10. 人間には恒常性が備わっているから
恒常性とはホメオスタシスとも呼ばれ、人間の身体的な状態を維持するために働く機能です。
したがってリスクを取ったり、いつもよりも難しいことをする、というのが元来難しくなるようプログラムされているのです。
したがってあなたの努力ができないという性格は、人間に備わっている恒常性が原因かもしれません。
原因11. 進路を決めてくれる人がいないから
もしあなたがこれまで選んできた選択肢が他人から提示されたものである場合、あなたは選択肢を他人に委ねる傾向にあるといえます。
その性格が由来して、誰かにあなたの目標やすすべき道を提示してもらえないと、努力ができない可能性があります。
原因12. 目先に利益に飛びついてしまうから
目先の利益に飛びつきやすい人は、今目の前のことばかり考え、積み重ねた先にある結果に目が行きません。
その結果より簡単に手に入る小さな利益ばかり手に入れようとするため、必然的に努力ができなくなるのです。
原因13. 自分にはできないと思いこんでいるから
努力ができないと一度思ってしまうと、失敗するたびに「自分は努力ができないんだ」と考えてしまいます。
その結果自分で自分に努力ができないと言い聞かせてしまい、本当に努力ができなくなっているのかもしれません。
原因14. 過去に挫折した経験が強く残っているから
達成意欲や達成能力が高い人は、過去の成功体験よりも優れた成功を求めて努力を惜しみません。
しかし過去に挫折や失敗を多く経験し成功体験を重ねられないと、努力が無駄であると考えてしまうようになります。
原因15. 目標を達成してしまってやるべきことがわからなくなったから
これまで目標に向かって努力してきたのに、その目標がなくなった途端、どうやって次の目標に進めばよいのかわからなくなってしまうのです。
目標が高いものであればあるほど、達成した後はやることがなくなってしまい、どうすればよいか混乱してしまいます。
2. 言葉から変えていくために!努力できない人が気をつけるべき3つの口癖
努力ができない原因は口癖にあるかもしれません。
考えることや発する言葉は自己暗示効果があるため、努力できないような口癖があなたの努力を阻害しているかもしれません。
努力できない人が使いがちな気をつけるべき口癖は3つです。
これらの言葉を言うくせがある人は気をつけましょう。
1. まぁいいか
努力できない人が気をつけるべき口癖の一つが、「まぁいいか」です。
まぁいいか、という言葉は自分自身を許すために使われる言葉です。
そのため完璧主義の払拭などには効果的ではあります。
しかし努力できない人のうち、自分に甘かったり自分を甘やかすくせのある人は、まぁいいかという言葉を用いてはいけません。
この言葉はあなたが努力していないこと、認知負荷を避けていることを正当化してしまうからです。
まぁいいか、ではなく「どうやって解決しよう」という言葉に変えるようにしましょう。
2. 後でやろう
後でやろう、という言葉も努力できない人が使ってはいけないフレーズです。
後でやろうという言葉を使うことで、自分自身に「後回しにしても良い」と言い聞かせることになります。
そのため後でやろうではなく、「どうすればできるだろう」と考えるようにしましょう。
3. 自分には無理だから
自分には無理だからは禁断のワード。
自分には無理だと言い聞かせるのは自己肯定感を下げるだけでなく、失敗や挫折の正当化に繋がります。
そのため諦めるのではなく、「失敗した時は解決すべき問題として捉えればよいだけ」と考えるようにしましょう。
3. 努力できない人でも努力できるようになる19コの解決策!
努力できない原因がわかっても、解決できなければ意味がありません。
そのためここでは具体的な解決策を19コ取り上げます。
あなたに合った解決策をとってみることで、努力できるようになるはずです。
解決策1. 誘惑を断ち切る
誘惑とは、ギャンブルやお酒のなどの依存症の原因はもちろん、友人からの誘いや甘いお菓子、ゲームやネットなど全てです。
これらの誘惑を断ち切ってしまうと、知らず識らずのうちに時間が増えます。
時間が増えても娯楽には時間を使えないため、必然的に努力できるようになる可能性があります。
ただし誘惑は簡単に手の届く場所にあってはいけないので、予め周囲の人に協力してもらうと効果的です。
解決策2. 環境を変えてみる
もしも環境要因によって努力できなくなっているのなら、環境を変えることで努力できるようになるはずです。
周囲の人や、周りに置かれているものが変化すれば、あなたの行動も変化します。
環境をガラリと変化させるのは勇気が要りますが、それだけにとても効果のある方法です。
解決策3. 人生をゲーム化する
努力ができないのは目標達成の過程を楽しめないからです。
したがって目標達成の過程をとことん楽しめるよう、自分の人生をゲームにように考えてみましょう。
解決策4. 努力する仲間を作る
一緒に努力してくれる人がいれば、失敗したり挫折しても励ましてくれます。
さらに仲間の努力している姿を見ることで、あなたも努力できるようになります。
そのため努力できずに悩んでいる場合は、一緒に努力してくれるような人を探すと良いでしょう。
解決策5. 目標の具体性を高める
あなたが努力できない原因は、目標がわかりにくかったり、曖昧であるからかもしれません。
そのため目標はできるだけ具体性をもたせるようにしましょう。
具体的には2つの点に気をつけてください。
- 期限
- 数値
目標には必ず期限と、具体的な指標となる数値を設けるようにしましょう。
この二つを設定することで目標は確実に具体的なものになります。
解決策6. 努力を習慣化してみる
もしも努力することが習慣化できてしまえば、努力を努力と思わずにすることができます。
したがって毎日行動における努力の量を少しづつ増やし、それを習慣化させてしまいましょう。
ただし習慣化させる努力ができない、という場合は、他の解決策を探ってみる必要があります。
解決策7. マインドフルネスを行う
マインドフルネスとは意識を今ここに持ってくることで、前頭前皮質の働きを活発にさせる取り組みです。
前頭前皮質が活発になると集中力や理性が高まり、努力できないという症状が少しづつ緩和されるようになります。
したがってあなたが努力できない場合は、原因となっている脳の働きを制御するため、マインドフルネスをしてみてください。
解決策8. 目標達成時の報酬を増やす
あなたが努力できずにいる原因の一つは、目標達成時の報酬の少なさが要因として考えられます。
通常目標達成は、
- 目標設定
- 行動
- 達成
- 報酬
という過程で行われますが、報酬が少なすぎることで、再度目標を達成しようという意識が薄れるのです。
したがって目標達成意識を高め、努力できるようにするために、なにか目標を達成した時の報酬を増やすようにしてみてください。
解決策9. 他人と比較するのをやめる
努力ができない人は自分自身を努力ができないと決めてくて批判しがちです。
そしてその裏には他人との比較や、比較された過去があります。
したがって他人と比較するのを辞め、自分を責めないようにすることで、あなたが努力できないのだという思い込みを払拭しましょう。
さらに少しの努力であったとしても、あなたにとっては大きな前進であると認識し、前に進むようにしましょう。
解決策10. 自己啓発系の本や動画を見る
自己啓発はやる気を高めたり、目標達成式を高めるために行われます。
そして自己啓発コンテンツは本や動画などで豊富に展開されているため、あなたに合ったものが見つかるかもしれません。
本や動画の中に、「これだ!」と思えるような考え方などがあれば、それを機に一気に努力できるようになる可能性があります。
そのため一度自己啓発系の動画や本を見ることで、やる気が高められないかどうか試してみると良いでしょう。
解決策11. 自分の得意なことを頑張ってみる
努力ができない原因は、あなたにとってやろうとしていることが難しすぎるからなのかもしれません。
もし難易度の高さや退屈さによって努力ができないのなら、あなたが得意な領域で努力してみましょう。
同じ努力でも得意なことなら楽しんで努力が継続できるかもしれません。
解決策12. 思い通りにいかなくても妥協する
努力できずに悩んでいる人の多くが、完璧にしなくてはならないと考えている傾向にあります。
そのような完璧主義によって、完ぺきにできない=失敗と捉えられ、努力できない要因になっているかもしれません。
そのため完璧にできなかったとしても、努力した、頑張った過程に意味があるのだと、妥協するようにしましょう。
解決策13. 5秒間カウントした後に手を動かす
アメリカの有名な講演家であるメル・ロビンス氏によれば、5秒間数えている間は前頭前皮質が活発になるそうです。
前頭前皮質は理性や衝動の制御などを行っている脳の領域で、ここが活発になると集中したり努力するのが容易になります。
したがって5秒間の間だけ前頭前皮質を活発にさせることで、その後にすんなりと努力できる、行動ができるという仕組みです。
この方法について詳しく書かれた「The 5 Second Rule」は米国において大ヒットを記録しました。
興味がある方はメル・ロビンスさんのスピーチなどを見てみると良いかもしれません。
解決策14. 努力せずに達成できる方法を考える
努力は重要なことではありますが、必要なのは努力をした先の結果です。
したがって努力せずに結果が手に入れば、わざわざ努力をする必要性がなくなります。
そのため努力ができない人は、努力せずに結果を手に入れられる方法はないか考えてみましょう。
ただし努力をせずに結果を手に入れることは頭を使うので、努力するよりも労力がかかる場合が少なくありません。
解決策15. 小さな目標の一つ一つに意識を向ける
目標を達成した時の達成感は次への努力に繋がります。
しかし達成感があまりなければ、努力しようという気が起こりません。
そのためどんな小さな目標であっても、達成した後に自分を褒めてあげたり、達成感をしっかりと感じるようにしましょう。
解決策16. 日常生活における認知負荷を高めてみる
認知負荷とは、ワーキングメモリにかかる負荷のことです。
努力を必要としないことは認知負荷が少なく、コンフォートゾーンと呼ばれています。
認知負荷がかかっている状態はラーニングゾーンと呼ばれ、この状態が最も理想的な脳の状態です。
認知負荷をかけることで脳が認知負荷になれて行き、次第に努力が困難でなくなります。
- 散歩しながら頭で簡単な計算をする
- 皿洗いをする時は指先の感覚に集中する
- 食事中には舌で感触や味をしっかりと覚える
などといったことで十分です。
そのためなにか難しいことに挑戦したい、めちゃくちゃ努力できるようになりたい、という人は日常生活での認知負荷を高めることから始めると良いでしょう。
解決策17. 努力できるようになった人の体験談を読む
努力できなかった人でも努力できるようになったのには必ず理由があります。
もしもその原因と結果があなたにも当てはまるのであれば、他人の体験談から解決策を学ぶことができます。
そのため努力できない人は、努力できるようになった人の体験談や成功談などを読むことで解決できるかもしれません。
解決策18. 努力している人のドキュメンタリーなどを見る
ドキュメンタリーを見ると効果があります。
なぜなら他人の努力を見ることで、
- 自分も頑張ってみよう!
- 自分も努力したくなってきた!
- このぐらいなら自分にもできる!
という気が起こる可能性があるからです。
さらにドキュメンタリーなどの視聴は努力が必要な行為ではないので、手軽にやる気を高められます。
解決策19. うまくいかなかった時の行動計画を立てておく
努力できない人に多いのが、挑戦に失敗した時に諦めてしまうケースです。
- 挫折感を味わいやすい
- 達成しようとしても失敗してしまう
このような人たちにおすすめな解決策が、失敗した時の行動計画を立てることです。
上手くいかなかったとき、失敗してしまった時の行動を決めておくことで、ネガティブな気持ちに陥る前に行動に移せるようになります。
4. まとめ|「努力できない」を克服するための行動計画を立てよう!
努力ができない状態は本人であるあなたが一番つらいはずです。
ただし原因と解決策がわかってしまえば、あとは行動するだけで解決可能です。
したがって直ぐに行動に移せるように、具体的な行動計画を立てましょう。
解決のための行動計画は4つのステップで立てられます。
- 紙とペンを用意する(メモ機能でも可)
- 原因を選ぶ(複数選択可)
- 書かれている解決策を書き出す
- 解決策を実行するための手順を書き出す
解決策を実行するためのはじめの一歩を明確にすることで、実行にかかる労力を減らすことができます。
努力できない状態は本当に辛く理解されません。
しかしこの行動計画を立てることで、すぐに解決策に行動を移せるはずです。
この記事があなたの悩みの解決につながることを願っています。